【8/19~23の重要経済指標の分析から次回を予想】

① 8/15の新規失業保険申請件数、速報強い!次回の雇用統計を狙う。

 雇用の悪化がインフレより意識される現在のマーケットでこれはドル円円安材料、日経平均や米国株も景気後退を恐れない強い数値を感じさせる。

  結果:22.7万件 予想:23.5万件 前回:23.3万件

 悪化していた労働市場の懸念が払拭されたことによる急速な円安は利下げ観測を後退させる材料の本指標によるもの。前々回も大きく約11ヶ月ぶりの大幅減に90銭も円安。引き続き注目したい。

 本指標のみでは今年最も大きい値動きであった前々回を凌ぐ円安。インフレもそうだが労働市場にマーケットの関心が大きくなっていることを思わせる。

 失業保険申請件数の強さの理由のひとつに、以前の雇用統計でも内訳にあったテキサスおよびミシガン州での申請件数の減少が大きく影響。 それらの州のハリケーンでの季節的要因が一時的に申請件数を増加させていたことの解消。 継続受給者数も予想以上に減少。

 次の雇用統計の予想に、本経済指標の今月分を追って分析する。尚、前回の雇用統計の悪さはX(Twitter)にも事前に投稿していたが、今年もっとも平均でこの指標が悪化していたことが予想の手助けになった。

② 8/16の小売売上高も速報強い!次回のGDPを狙う。

 先週本当に強かったは小売売上高。GDPの7割を占め、前回の小売売上高の上昇にGDPの予想値も大きく上振れてリスクオンー株高、円安に大きく動いたことはメモしなければならない。

総合 結果:+1.0% 予想:+0.3% 前回:±0.0%

コア 結果:+0.4% 予想:+0.1% 前回:+0.4%

  X(Twitter)には投稿していましたが、Amazonプライムデーも電化製品上昇材料として強かったよう。 今回の小売の強かったのは 自動車・部品: 3.6%増 電化製品: 1.6%増 その他ウォルマート、ターゲットも大幅な値引き戦略 GDPの7割が小売。

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